日本代表のシュートを検証する。

●日本代表シュートの内訳
試合数 総得点 シュート数 枠内シュート
2000年 18 49 307 150(48.9%)
2001年 13 15 127 0 72(56.7%)
トータル 31 64 434 222(51.2%)



●右足シュート ●左足シュート ●ヘディングシュート
得点 シュート 枠内シュート 得点 シュート 枠内シュート 得点 シュート 枠内シュート
18 136 57 18 111 59 12 60 34
10 085 50 0 2 030 16 0 3 12 0 6
28(43.8%) 222 107 20(31.3%) 141 75 15(23.4%) 72 40



●日本代表の時間帯別得点
試合数 総得点 0〜15分 16〜30分 31〜45分 46〜60分 61〜75分 76〜90分 延長戦
2000年 18 49 10 9 7 8 8 7
2001年 13 15 02 4 1 5 2 1
トータル 31 64 12(18.8%) 13(20.3%) 8(12.5%) 13(20.3%) 10(15.6%) 8(12.5%)




シュートを分析してみたら。

●時間帯別シュート数 ●時間帯別被シュート数
0001〜15 0021 0001〜15 0040
0016〜30 0031 0016〜30 0045
0031〜45 0037 0031〜45 0044
0046〜60 0037 0046〜60 0034
0061〜75 0035 0061〜75 0034
0076〜90 0027 0076〜90 0050
0090分以降 0010 0090分以降 0010
00トータル 0198 00トータル 0257
決定機(平均値) 被決定機(平均値)
時  間 13.3秒 時  間 10.5秒
タッチ数 09.5回 タッチ数 08.4回
延べ人数 04.8人 延べ人数 04.1人
総  数 064回 総  数 0087回
●最長記録(vsフランス/コンフェデ杯決勝) ●最長記録(vsフランス/親善試合)
時  間 50.0秒 時  間 43.0秒
タッチ数 047回 タッチ数 040回
延べ人数 014人 延べ人数 016人
*2000年アジア杯準々決勝vsイラク戦から2002年vsポーランド戦までの全19試合のデータ



●ペナルティエリアへのパスの精度
本 数 成 功 失 敗
000寿 32 15 17 46.9%
000 25 13 12 52.0%




●森島はエリアに入り、
中田英寿はエリア手前から
展開する

森島寛晃はペナルティエリア内でプレイする割合が1割を超えているが、中田英寿はエリアの手前、ピッチ中央でボールを放す割合が高い。

森島はコーナーフラッグ付近に入り、流れの中だけでなくショートコーナーやスローインを受けに行く。

ポーランド戦での中田英寿はすべてのエリアでプレイしていた。中央でのプレイが多いのはいつものとおりだが、得点を決め、カウンター攻撃から相手GKと1対1になったシーンは、ペナルティエリア内だった。

●守備の遅攻に注意。
60分以降シュート数が減少

シュート数は後半開始直後の15分が一番多く、それ以降は本数が減っている。

一方、シュート機会を相手に作られるのは試合終盤の15分間が一番多い。
決定機は30秒以上のボール回しからでも作れるケースが増えてきたが、10秒以内で相手を崩す機会は半数以下と速攻は苦手にしている。

また、守備のときは30秒以上の遅攻からピンチを招くことは少ない。

●本大会で得点を奪うには



2000年の代表は右足、左足の得点が同数だったが、2001年になると左足でのゴールが右足の5分の1に減少した。 これは中村俊輔,名波浩の両レフティが代表からはずれたことが大きな原因になっている。

時間帯別で見ると、日本のゴールは前半30分までが多いのに比べて前後半ともに終了前15分の得点が少ない。

この時間帯に強いプレーヤーは高原直泰で、リーグ戦の得点の約4割を後半残り15分にあげていた。

FW陣の得点時間帯を比べてみると、柳沢敦,鈴木隆行は前半に、中山雅史は後半にゴールを量産している。
代表では試合終盤に起用されることが多い中山雅史のデータは日本にとって心強い。
彼が代表に必要なことはこのデータをみても明らか。

藤田俊哉と本山雅志はジョーカーとしては魅力がある。 特に本山はリーグ戦では試合終盤にとても強く、得点の8割強を後半30分以降に決めている。




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