日本代表1対1の局面を分析してみよう。(1試合平均)


攻  撃 守  備
ポジション 名前 被ファウル ファウル
GK 川口能活 0% 0% 0% 0回 0% 0% 0% 0回
GK 楢崎正剛 0% 0% 0% 0回 0% 0% 0% 0回
DF 森岡隆三 33.3% 33.3% 33.3% 0.3回 50.0% 37.5% 12.5% 2.4回
DF 松田直樹 100% 0% 0% 0.1回 42.1% 31.6% 26.3% 1.9回
DF 中田浩二 57.1% 0% 42.9% 0.7回 58.8% 29.4% 11.8% 1.7回
DF 宮本恒靖 0% 0% 0% 0回 50.0% 50.0% 0% 0.4回
MF 服部年宏 37.5% 0% 62.5% 0.8回 62.5% 25.0% 12.5% 4.0回
MF 稲本潤一 19.0% 33.3% 47.6% 2.1回 54.2% 27.1% 18.7% 4.8回
MF 伊東輝悦 36.4% 18.2% 45.4% 1.1回 60.0% 32.0% 8.0% 2.5回
MF 名波 浩 45.4% 27.3% 27.3% 1.1回 65.9% 15.9% 18.2% 4.4回
MF 森島寛晃 34.1% 22.0% 43.9% 4.1回 32.3% 41.2% 26.5% 3.4回
MF 中田英寿 38.3% 23.4% 38.3% 6.0回 58.8% 29.4% 11.8% 3.4回
MF 小野伸二 66.7% 9.1% 24.2% 3.3回 46.7% 33.3% 20.0% 3.0回
MF 中村俊輔 54.2% 3.4% 42.4% 5.9回 30.6% 50.0% 19.4% 3.6回
MF 明神智和 34.6% 3.8% 61.6% 2.6回 55.3% 25.5% 19.2% 4.7回
MF 戸田和幸 30.0% 10.0% 60.0% 1.0回 41.9% 41.9% 16.2% 3.1回
MF アレックス 33.3% 0% 66.7% 6.0回 100% 0% 0% 2回
MF 市川大祐 28.6% 14.3% 57.1% 4.2回 100% 0% 0% 1.2回
MF 奥 大介 21.3% 44.7% 34.0% 4.7回 40.0% 20.0% 40.0% 2.5回
MF 波戸康広 41.7% 11.1% 47.2% 3.6回 64.2% 17.9% 17.9% 2.8回
MF 福西崇史 0% 100% 0% 1.2回 38.7% 0% 61.3% 3.1回
FW 西澤明訓 28.0% 20.0% 52.0% 2.5回 37.5% 43.8% 18.7% 1.6回
FW 柳沢 敦 25.0% 16.7% 58.3% 3.6回 50.0% 0% 50.0% 0.2回
FW 中山雅史 50.0% 0% 50.0% 3.6回 50.0% 34.6% 15.4% 2.6回
FW 高原直泰 15.8% 21.1% 63.1% 3.8回 18.8% 62.4% 18.8% 1.6回
FW 鈴木隆行 23.9% 28.3% 47.8% 4.6回 45.8% 25.0% 29.2% 2.4回
  *回数は1試合の平均の値



●セットプレイが日本の得点源
  中田ヒデ,小野伸二が
  ゴールを狙う



ゴールが狙える位置でFKを得た場合、中田ヒデ、小野伸二、中村俊輔がゴールを狙う確率は3割に満たない。 名波浩はすべてターゲットに向かって蹴っていた。

ターゲットを狙う場合の精度が一番高いのは中村俊輔。フリーキック、コーナーキックとも6割以上と成功率が高い。先日のウクライナ戦では直接GKに向かっていくコーナーキックを蹴った。
コーナーキックではFWを狙う回数が多いが、稲本潤一に渡る本数が多くなる。ショートコーナーでは森島寛晃が頻繁に受け手になる。
左サイドで中田浩二が受けてファーサイドに展開し相手を揺さぶるパターンもある。
ウクライナ戦の1点はそれが逆のサイドで行われた。アレックスのショートコーナーから逆サイドの中田浩二へ展開。ヘッドで折り返したボールが最終的に戸田和幸のゴールにつながった。

また、センターサークル付近のフリーキックでは、戸田和幸が後ろに戻してビルドアップを再開する。

●相手DFを崩す



日本代表の中で攻撃時に最も多く攻撃を仕掛けているのは中田英寿で、1試合平均6回になる。
対戦相手はファウル覚悟で止めにくるが、中田英は約6割の確率でボールキープに成功している。

昨年3月にアウェイで行われたフランス戦では、雨でぬかるんだピッチにほかの代表選手たちが苦しむ中、重心の重いドリブルで世界王者を中田ヒデがひとりで混乱させた。
攻撃面での起点となる左サイドに入る小野伸二、中村俊輔は5割以上の確率で1対1を制している。
ふたりとも特別なスピードを持つ選手ではないが、相手DFの重心の逆をつくドリブルや、タイミングのいい切り返しで1対1の突破に成功している。

彼らに加え、小笠原満男やアレックスなど個人技に優れた選手が決定的なチャンスを生み出すことができるか。

守備面では右サイドのMF波戸康広や明神智和は1対1の場面に強いが、小野伸二や中村俊輔が担う左サイドで分が悪い。 そのため左サイドMFもこなせるDFの服部年宏の怪我からの完全復帰が必要になる。
守備時での日本代表DF陣の1対1勝率は、グループHに所属するロシア,ベルギーのDFに比べても遜色はない。

不安な点は、他国がファウルを犯しても相手を止めているのに対し、日本代表は1対1でファウルを犯さずに完全に抜かれてしまう割合が高い。



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