ワールドカップ、衝撃のPK戦。

勝敗/国名/得点 PK戦結果 1人目 2人目 3人目 4人目 5人目 6人目 キーパー 得点者
《98年フランス大会》
●1回戦

アルゼンチン
先攻
ベルティ
クレスポ
×
(キーパー)
ヴェロン
ガジャルド
アヤラ
  ロア バティストゥータ6′PK
サネッティ45′

イングランド
後攻
シアラー
インス
×
(キーパー)
マーソン
オーウェン
バティー
×
(キーパー)
  シーマン シアラー10′PK
オーウェン16′
●準々決勝

フランス
0
先攻
ジダン
リザラズ
×
(キーパー)
トレゼゲ
アンリ
ブラン
  バルテズ  

イタリア
0
後攻
R・バッジョ
アルベルティーニ
×
(キーパー)
コスタクルタ
ビエリ
ディビアッジョ
×
(バー)
  パリューカ  
●準決勝

ブラジル
先攻
ロナウド
リバウド
エメルソン
ドゥンガ
    タファレル ロナウド46′

オランダ
後攻
F・デブール
ベルカンプ
コクー
×
(キーパー)
R・デブール
×
(キーパー)
    ファンデルサール クライファート85′
《94年アメリカ大会》
●1回戦

メキシコ
先攻
ガルシア・アスペ
×
(枠外)
ベルナル
×
(キーパー)
ロドリゲス
×
(キーパー)
スアレス
    カンポス ガルシア・アスペ18′PK

ブルガリア
後攻
バラコフ
×
(キーパー)
ゲンチェフ
ボリミノフ
レチコフ
    ミハイロフ ストイチコフ6′
●準々決勝

スウェーデン
先攻
ミルド
×
(枠外)
K・アンデション
ブローリン
インゲション
ニルソン
ラーション
ラベリ ブローリン78′
K・アンデション115′

ルーマニア
後攻
ラドチョウ
ハジ
ルペスク
ペトレスク
×
(キーパー)
ドゥミトレスク
ベロデディッチ
×
(キーパー)
プルニャ ラドチョウ88′100′
●決 勝

イタリア
0
先攻
バレージ
×
(枠外)
アルベルティーニ
エバーニ
マッサーロ
×
(キーパー)
R・バッジョ
×
(枠外)
  パリューカ  

ブラジル
0
後攻
マルシオ・サントス
×
(キーパー)
ロマーリオ
ブランコ
ドゥンガ
  タアファレル  
《90年イタリア大会》
●1回戦

ルーマニア
0
先攻
ハジ
ルプー
ロタリウ
ルペスク
ティモフティ
×
(キーパー)
  ルング  

アイルランド
0
後攻
シーディ
ホートン
タウンゼント
カスカリーノ
オレアリー
  ボナー  
●準々決勝

アルゼンチン
0
先攻
セリスエラ
ブルチャガ
マラドーナ
×
(キーパー)
トログリオ
×
(ポスト)
デゾッティ
  ゴイコチェア  
ユーゴスラビア
0
後攻
ストイコビッチ
×
(バー)
プロシネツキ
サビチェビッチ
ブラノビッチ
×
(キーパー)
バディセビッチ
×
(キーパー)
  イブコビッチ  
●準決勝

イングランド
先攻
リネカー
バードスレイ
プラット
ピアス
×
(キーパー)
ワドル
×
(枠外)
  シルトン リネカー80′

西ドイツ
後攻
ブレーメ
マテウス
リードレ
トーン
  イルクナー ブレーメ59′
●準決勝

イタリア
先攻
バレージ
R・バッジョ
ディアゴスティーニ
ドナドーニ
×
(キーパー)
セレーナ
×
(キーパー)
  ゼンガ スキラッチ17′

アルゼンチン
後攻
セリスエラ
ブルチャガ
オラルティコエチア
マラドーナ
  ゴイコチェア カニージャ67′
《86年メキシコ大会》
●準々決勝

西ドイツ
0
先攻
アフロス
ブレーメ
マテウス
リトバルスキー
    シューマッハ  

メキシコ
0
後攻
ネグレテ
キラルテ
×
(キーパー)
セルビン
×
(キーパー)
    ラリオス  
●準々決勝

ブラジル
先攻
ソクラテス
×
(キーパー)
アレモン
ジーコ
ブランコ
ジュリオ・セザール
×
(ポスト)
  カルロス カレッカ17′
(注:75′にジーコのPKはバツに止められて失敗)

フランス
後攻
ストピラ
アモロス
ベローヌ
プラティニ
×
(枠外)
フェルナンデス
  バツ プラティニ40′
●準々決勝

スペイン
先攻
セニョール
エロイ
×
(キーパー)
チェンド
ブトラゲーニョ
ビクトル
  スビサレッタ セニョール85′

ベルギー
後攻
クラエセン
シーフォ
ブロース
ベルボールト
バンデルエルスト
  パフ クーレマンス35′
《82年スペイン大会》
●準決勝

フランス
先攻
ジレス
アモロス
ロシュトー
シス
×
(キーパー)
プラティニ
ボッシ
×
(キーパー)
エットリ プラティニ26′PK
トレゾール92′
ジレス98′

西ドイツ
後攻
カルツ
ブライトナー
シュティーリケ
×
(キーパー)
リトバルスキー
ルンメニゲ
ルベッシュ
シューマッハ リトバルスキー17′
ルンメニゲ102′
フィッシャー108′


●PK戦




82年スペイン大会/この大会の準決勝、西ドイツvsフランス戦で初めてPKが行われた。
延長戦で許した2点のビハインドを西ドイツが驚異的な粘りで追いつくという名勝負は、この大会から導入されたPK戦で決着がついた。
“運で勝敗を決めることは好ましくない”とメディアからの批判もあったが、6人目までもつれたこの大会以降PK戦はW杯に定着し、大会ごとにドラマをつくりだしている。

86年メキシコ大会/各国の実力が拮抗していたが、準々決勝4試合のうち実に3試合がPK戦となった。中でも屈指の好カード、ブラジルvsフランスの一戦では、試合を支配する華麗なテクニックを誇った"将軍"プラティニ(フランス)もPK戦をはずしている。

90年イタリア大会/この大会でアルゼンチンのGKゴイコチェアがPK戦でその名を世界へ轟かせることになった。
マラドーナの不調で苦戦を強いられていた前回の覇者アルゼンチンは、準々決勝,準決勝ともに120分で勝利することができずにPK戦へ。ここでゴイコチェアが奮起。2試合で計10本のPKのうち実に4本をセーブして開催国・イタリアを沈め決勝へ進出する最大の功労者となった。

94年フランス大会/この大会は優勝国をPK戦で決めるという劇的な結末になった。
R・バッジョ(イタリア)のシュートがクロスバーのはるか上に飛んだ瞬間、GKタファレルが天に向かってこぶしを突き上げ、ブラジルは4回目の栄冠を手にすることになった。

98年フランス大会/開催国のフランスは準々決勝vsイタリア戦でPK戦に突入。先攻のジダンがPKを成功させたあと、イタリアの最初のキッカーにはR・バッジョが自ら進んで名乗り出てPKを成功させた。
フランス国民の大声援のプレッシャーでイタリア最後のキッカーがPKをはずしピッチに崩れ落ちたとき、優しく手をさしのべたバッジョの姿があった。





<サッカーメニューに戻る      PK戦を検証するへ> 




[PR]動画