ドイツ発 ブンデスリー 試合結果と詳細




02.10.21■第9節/ボーフム 4-2 ヴォルフスブルク 試合詳細
■日曜日に行われたブンデスリーガ第9節VfLボーフム対VfLヴォルフスブルク戦は、4-2(前半1-2)で地元のボーフムが勝利をおさめた

開始早々の5分、ボーフムのトーマス・クリスティアンセンが、ヴォルフスブルクのGKクラウス・ライトマイヤーの頭上を越えるヘディングシュートを放って先制点をゲット。  

しかしその1分後、シュテファン・エッフェンベルクのフリーキックからディエゴ・クリモヴィクスがシュート、ボールは一旦ゴールバーに当たったが、そのまま転がってゴールラインを割り、ヴォルフスブルクが同点に追いついた。  

両チームともに最後の詰めが甘く、こうちゃく状態のまま迎えた37分、左サイドから走り込んだトミスラフ・マリッチが絶妙のセンタリング、ポンテはこれを落ち着いてゴールに流し込み、ヴォルフスブルクが2-1と逆転に成功した。  

後半に入ると、地元のボーフムのプレスが効果を発揮しはじめた。フライヤー(54分)、クリスティアンセン(56分)らのシュートはGKライトマイヤーの好守に阻まれたが、56分にとうとうフランク・ファーレンホルストがコーナーキックからヘディングで同点ゴールを決めた。  

そしてその1分後、畳みかけるようにボーフムが追加点をあげた。
ヴォルフスブルクのハーフにいたダリウシュ・ボシュが左サイドのクリスティアンセンにパス。
クリスティアンセンは器用にボールを足下に落とし、前線のフライヤーにオフサイドぎりぎりのパスを送った。

ドイツ代表として先日のフェロー諸島戦にも出場したフライヤーは、これを決めて今季リーグ3得点めをあげた。  

試合終了間際の82分にも、左サイドのフリーキックからゴール前の混乱を抜け出したハシェミアンがボーフムに1点を追加した。結局スコアは4-2となり、ボーフムの勝利で終わった。

・VfLボーフム:VfLヴォルフスブルク 4-2(前半1-2)

●ボーフム
ファン・ドゥインホーフェン、コルディン、カラ、ファーレンホルスト、マイヒェルベック、シンツィーロルツ、タパロヴィッチ(21分グジョンション)、フライヤー、ボシュ、バックリー(65分ハシェミアン)、クリスティアンセン(73分ベムベン)

●ヴォルスブルク
ライトマイヤー、リッター、マドセン(59分ビリスコフ)、シュノーア(71分ペトロフ)、ラウ、サルペイ(59分アコノール)、エッフェンベルク、カルハン、ポンテ、クリモヴィクス、マリッチ

■主審:ヴァック
■観客数:18,858人
■得点:1-0 クリスティアンセン(5分)、1-1 クリモビッツ(6分)、1-2 ポンテ(37分)、2-2 ファーレンホルスト(56分)、3-2 フライヤー(57分)、4-2 ハシェミアン(82分)
警告:バックリー、ファーレンホルスト、シンツィーロルツ/ マリッチ、エッフェンベルク、マドセン


02.10.20■第9節/ハンザ・ロストック 0−1 バイエルン・ミュンヘン 試合詳細
■土曜日に行われた第9節の試合で、リーグ首位バイエルン・ミュンヘンは5位のハンザ・ロストックと対戦し、73分のゼ・ロベルトによる得点を守りきって0-1(前半0-0)の勝ち星をあげた。

ロストックのオストスタジアムで行われた試合には30,000人の観衆が集まった。
ハサン・サリハミジッチを怪我で欠いたバイエルンのオットマー・ヒッツフェルト監督は、オーウェン・ハーグリーヴスを起用した他、トーマス・リンケのかわりにロベルト・コヴァチをスタメンに入れた。

一方、ロストックのアルミン・フェー監督は、先日のブレーメン戦(0-0)に出場したマルコ・フォルベックのかわりにバシルー・サルーを攻撃陣に加えた。

バイエルンが最初から試合の主導権を握ってロストックのハーフへ攻め込んだ。
しかし守備に人数を割いてゴール周囲を固めたロストックは、バイエルンの攻撃をことごとくはね返した。  

36分、ゲルト・ヴィンマーのパスをブロックしたゼ・ロベルトが、ジオバネ・エウベルにボールを出しチャンスを作った。
フリーになったエウベルは、GKマティアス・ショーバーをかわそうとループシュートをみせたが、ボールはゴール左へそれていった。

守備偏重のロストックは攻撃面では見せ場がなく、両者とも無得点のままハーフタイムに入った。

後半に入っても試合の流れはほとんど変わらず、バイエルンが攻めロストックが守る展開が続いた。

62分、バイエルンに大きなチャンスが訪れた。イェンス・イェレミースが27メートルラインから放ったフラットシュートをセーブしようとしたGKショーバーは、ボールを前にはじいてしまった。
そこへ素早く走り込んだエウベルがこぼれ球をキックしたが、これは惜しくもゴールバーにはじかれてしまった。

73分に先ほどとよく似たチャンスがバイエルンに訪れたが、今回はゼ・ロベルトがうまく決めた。
ミヒャエル・バラックの鋭いシュートをGKショーバーが押さえ込むのに失敗、ボールが左へこぼれた。
走り込んだゼ・ロベルトがこぼれ球を冷静にシュート、ようやくバイエルンが先制点を獲得した。

試合は結局0-1のまま終了、バイエルンが首位の座をキープした。

試合後、ゼ・ロベルトは「自分はゴールゲッターじゃない。ゴールより、勝ち点3を獲得できたのが嬉しい」と語った。

一方こぼれ球を決められたロストックのGKショーバーは「あれは自分のミスだとは思わない。アンラッキーだった。だからこれであきらめたりはしない」と前向きな発言をみせた。

なお試合終了直前の87分、バラックはロストックのゴドフレド・アドゥオベとのヘディング争いで衝突し眉の間から出血したため、ベンチに下がった。

本人は試合後「水曜日の試合までには直ると思う。どうして交代させられたかわからない」と話し、周囲を安心させた。

この日ほとんど仕事のなかったバイエルンのGKオリヴァー・カーンは、来週水曜日のACミラン戦について「ミラノには勝ちに行く。自分たちが勝利することをかたく信じている」と闘志を示した。

なおこの日の試合には、68分にハーグリーヴスにかわってメーメット・ショル、そして77分には3か月ぶりの復帰となるロケ・サンタ・クルスが途中出場、観客席から暖かい拍手を受けた。


■ハンザ・ロストック:バイエルン・ミュンヘン 0-1(前半0-0)

《ハンザ・ロストック》
ショーバー、ヴィンマー、ヤコブション、コヴァール、マウル、リードレビッツ(86分アルビドション)、ペルション(76分フォルベック)、アドゥオベ(87分メッグレ)、ランツ、サルー、プリツァ

《バイエルン・ミュンヘン》
カーン、サニョル、R.コヴァチ、クフォー、タルナト、ハーグリーヴス(68分ショル)、バラック(87分リンケ)、イェレミース、ゼ・ロベルト、エウベル、ピサーロ(77分サンタ・クルス)


■主審:ヴァイナー ■観客数:30,000人(全席売り切れ)

■得点:0-1 ゼ・ロベルト(73分)

警告:サニョル、エウベル、バラック、ショル





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